第7章-1 評価選考機能:大学管理者の操作

変更日 木, 7月 30 で 4:56 午後

 

目次

  


大学管理者の操作


本章では、標準機能となった評価選考機能について、大学管理者が行う「評価選考」に関する設定や審査者の管理、および評価結果の確認操作について説明します。評価選考機能は事前設定なしでそのままご利用いただけます。

       

評価選考機能の設定と運用フロー

大学管理者は、主に以下の流れで評価選考の準備と管理を行います。

【任意】10段階評価の利用設定
必要に応じて、システム標準の10段階評価を有効化します
(不要な場合はチェックを外してください)
審査者の招待と管理
評価を担当する教員および審査者のアカウントを招待します。
評価書類と評価項目の設定
審査者が評価を入力するためのフォーム(評価項目)を作成し、対象の出願に担当審査者を割り当てます。  
評価結果の確認
審査者が入力した評価結果を確認し、最終的な選考結果(合否等)に反映します。



10段階評価機能の無効化【任意】

評価選考機能では、大学独自の評価基準(選択肢マスタ等)に加え、10段階評価(スコア)による評価が可能です。

10段階評価機能は初期状態で有効になっており、大学の運用に応じて有効/無効を切り替えることができます。


10段階評価を利用しない場合のみ、以下の手順で無効化してください。

  1. 大学管理者アカウントでログインし、募集の新規作成または、既存募集の編集画面を開きます。

  2. 「評価選考機能の10段階評価機能を使用する」のチェックを外し、画面最下部の「保存する」をクリックします。

チェックボックスの制限事項

  • 対象の募集に紐づいた評価結果がすでに1件以上登録されている場合は、チェックボックスが非活性となり、機能をOFFにすることはできません。
  •  チェックボックスがOFFの場合、審査者・管理者それぞれの画面で評価結果に関する項目(10段階評価、平均点など)は非表示になります。



審査者アカウントの招待

評価選考を行う教員等のメールアドレス宛に、システムへの招待メールを送信します。
募集管理者などのアカウントとは異なるため、別途「審査者」としての登録が必要です。


  1. 画面右上のヘッダーメニューから「審査者アカウント管理」をクリックします。
    募集アシスタント権限のアカウントでは表示されません。


  2. 審査者招待一覧画面が表示されたら、「審査者アカウントを招待する」ボタンをクリックします。
        
  3. 招待したい審査者のメールアドレス・名前・言語を入力し、「招待メールを送信する」ボタンをクリックします。
      

評価書類と評価項目の作成・編集

  1. 募集詳細画面の「評価書類の作成」をクリックします。
      
  2. 評価選考書類の作成画面に遷移し、審査者が評価を入力するためのフォームを作成します。
    評価書類の作成手順の詳細(フォーム・項目の追加、条件動作の設定)については、募集書類作成と同様のため、既存のマニュアルをご確認ください。第5章-2.2 募集管理 : 各種操作・設定 -募集詳細-
      
  3. 続いて、募集詳細画面の「評価項目の設定」をクリックします。
      
  4. 評価項目一覧画面に遷移し、「追加する」ボタンをクリックします。
      
  5. 評価項目の作成画面に遷移します。


    <評価項目の設定内容>

    項目名概要
    評価項目名評価項目名を設定します。
    締切日時評価の締切日時を設定します。この日時を基準に、審査者が評価済でない場合は自動のリマインドメールが「7日前・3日前・1日前」に送付されます。
    閲覧期限日時評価の閲覧期限日時を設定します。
    必須評価数評価の必須取得数を設定します。
    審査者上限数審査者の上限人数を設定します。
    審査者に出願者氏名を表示しない審査者に対して出願者の氏名の表示可否を設定します。
    評価書類上記の手順2で作成した書類を選択します。
    ⑧ +書類を追加する(選考書類)審査時に参照させたい出願者の提出書類および選考書類を選択します。

    同じ募集の「選考書類一覧」に設定されている書類から選択することができます。

    保存する評価項目の設定内容を保存します

  6. 必須項目を全て設定し「保存する」ボタンをクリックします。評価項目一覧画面に設定内容が反映されます。
     評価項目に設定中の選考書類は、選考書類設定画面で変更、削除ができなくなります。

    選考書類自体を変更、削除する場合は、先に評価項目から設定を解除してから行ってください。

     

審査者の割り当て設定

どの出願者を、どの審査者(教員)に評価させるかの割り当てをExcelファイルで一括設定します。

  1. 「評価項目の設定」から、設定したい評価項目の「詳細」ボタンをクリックします。
      
  2. 評価項目詳細画面に遷移し、「EXCELによる一括審査教員設定」ボタンをクリックします。

  3. 一括審査教員設定画面に遷移し、「審査教員を設定可能な出願者のEXCELファイルをダウンロードする」をクリックしてExcelファイルをダウンロードします。
           

  4. ダウンロードしたExcelファイルの [evaluators] シートを開き、現在登録されている審査者のメールアドレスを確認します。
     ファイルには [entries] と [evaluators] の2つのシートが含まれています。
    ※ [evaluators] シートは参照専用です。現在TAOに招待済みの審査者一覧が表示されます。

  5. 続いて [entries] シートを開き、出願者ごとに担当する審査者を指定します。審査者のセルをクリックするとドロップダウンリストから審査者を選択することができます。
    審査者は評価項目で設定した「審査者上限数」まで指定可能です。なお、指定した人数が「必須評価数」を下回る場合は、アップロード時にシステムエラー(審査者の割り当てに失敗)となります。
    手入力によるミスを防ぐため、審査者メールアドレスはドロップダウンリストから選択してください。

       

    <[entries] シートの項目構成と入力ルール>

    項目名(ヘッダ)編集可否設定内容・入力ルール
    出願ID不可システムが出願者を識別するための固有のIDです。
    ※ 値を変更・削除しないでください。
    受験番号不可出願者の受験番号が表示されます。
    出願者氏名不可出願者の氏名が表示されます。
    面接日時任意入力必要に応じて、面接日時を YYYY-MM-DD HH:MM 形式
    (例:2025-12-16 10:00)で入力します。
    審査者メールアドレス入力必須1人目の審査者のメールアドレスを設定します。
    ※ ドロップダウンリストからメールアドレスを選択してください。
    審査者メールアドレス
    (2人目以降)
    任意入力2人目以降の審査者がいる場合は入力します。(空欄可)
    ※ F列以降は、[評価項目]で設定した[審査者上限数]を上限として表示されます。

  6. 割当内容の入力が完了したら、Excelファイルを上書き保存して閉じます。

  7. TAOの一括審査教員設定画面の戻り、「ファイルをドラッグ&ドロップするかここをクリックしてください。」から編集したExcelファイルをアップロードし、「保存する」ボタンをクリックします。

   


セキュリティ設定と審査者の管理


審査者のIP制限

  1. 「大学管理」>「大学情報」>から「審査者のIP制限を行う」をクリックします。

  2. 「+追加する」より、審査者のアクセスを許可するIPアドレスを入力し、「保存する」ボタンをクリックします。
    ※ 大学管理者用のIP制限とは完全に独立しています。未設定の場合、審査者割当画面に設定を促す案内が表示されます。


審査者の状況確認(進捗管理)

  1. 募集詳細 >「評価項目の設定」> から、確認したい項目の「審査者状況一覧」ボタンをクリックします。
      

  2. 審査者一覧画面が表示され、各審査者が現在どれだけの出願者の評価を完了しているかを一覧で確認できます。


審査者アカウント情報の変更・削除

  1. 画面右上のヘッダーメニューから「審査者アカウント管理」をクリックし、対象審査者の詳細画面を開きます。
      

  2. 「編集する」ボタンから、名前・性別・二段階認証の情報を変更できます(メールアドレスは審査者画面から変更可能です)「削除」ボタンから、審査者アカウントを削除できます。
      



評価結果の確認と選考結果の発表


(1) 画面での評価結果確認

出願者詳細画面の「評価結果」欄に、各審査者が入力した「10段階評価の項目」および「平均点」が表示されます。「評価結果」欄の項目をクリックすると審査者が入力した評価を画面上で確認できます。


出願差し戻しの制限について

出願に審査者が1人でも割り当てられている場合、「出願を差し戻す」ボタンが非表示となり、差し戻しはできません。


(2) CSVファイルでの評価データ確認(文字化け対策)

出願データCSV出力から、評価データを含めたCSVをダウンロードできます。 

※ 評価項目を識別するため、ヘッダ名は 1_知識評価(#{評価項目ID}_#{評価項目名})の形式になります。また、複数人が評価した場合は1つの出願につき複数行で出力されます。


文字化けを防ぐExcelでの開き方

  1. Excelを起動し、新規の空白のブックを開きます。

  2. 上部タブの「データ」 > 「テキストまたはCSVから」をクリックします。

  3. ダウンロードしたCSVファイルを選択し、「インポート」をクリックします。

  4. 「元のファイル(文字コード)」で「65001: Unicode(UTF-8)」を選択し、プレビューを確認の上、「読み込み」をクリックします。
       

【補足:評価データCSVファイルの集計方法(ピボットテーブル活用例)】

出力された評価データCSVを会議資料等に利用する場合、目的に応じてデータの加工や集計を行ってください。 

本項では集計方法の一例として、Excelの「ピボットテーブル」機能を利用し、「出願者毎」の評価スコア(選択肢マスタのコード等)の平均値を算出する手順をご案内します

  1. 上記の手順でCSVデータをExcelに取り込んだ後、データが入力されているセルを全選択します(またはデータ内の任意のセルを1つクリックします)。
     
  2. Excelの上部タブから「挿入」 > 「ピボットテーブル」をクリックし、新しいワークシートに作成します。
     
  3. 画面右側に表示される「ピボットテーブルのフィールド」設定画面にて、以下の通り項目をドラッグ&ドロップして配置します。
    • 行: 「出願ID」や「受験番号」など、出願者を特定する項目
    • 値: 集計したい評価項目(選択肢マスタのコードやスコアなど)
       
  4. 「値」エリアに配置した項目をクリックし、メニューから「値フィールドの設定」を開きます。
       
  5. 選択したフィールドの集計方法を「合計」や「データの個数」から「平均」に変更し、「OK」ボタンをクリックします。

    これにより、複数の審査者がつけた評価データが「出願者ごとの平均値」として一つの表に集計されます。会議用資料等を作成する際にご活用ください。


(3) 選考結果の発表

  1. 「出願者の管理」から「一括選考結果設定」をクリックします。

  2. 検索条件の「評価結果」を利用して、特定スコア以上の出願者を絞り込みます。
    ※ 募集設定で「評価選考機能の10段階評価機能を使用する」にチェックを入れていない場合、評価結果を利用した検索は使用できません。
       
  3. 絞り込まれた出願者に対し、選考結果(合格・不合格等)を設定して発表します。

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